User eXperience 煌 12年 テーマ

2011/12/31

 12年のテーマは「User eXperience 煌」です。
User eXperience(UX)は、「ユーザー体験」という言葉を当てられているが、製品やサービスを利用した時等に得られる体験の総体である。個別の機能や使いやすさのみならず、ユーザが真にやりたいことを楽しく、心地よく実現できるかどうかを重視した概念である。操作感や使いやすさといった「ユーザインタフェース」という概念は個々の要素のデザインや単体での振る舞いに着目して使われることがほとんどだが、UXはより包括的な、一連の操作から得られる体験の総体を意味する概念である。

 UXを高める必要があると言われて久しいが、ソフト開発大手のエンジニアでもそれをユーザに提供を求めたり、勘違いも甚だしい。
そもそもコンピューターは、大型コンピュータ・オフィスコンピュータと言われた時代は、大変高価で操作・入力できるのは数少ない人だけであった。入力は伝票を介して、出力は別途依頼して時間をおいて得られるというものであった。多くの人は直接、入力も出力もできない状態が長く続いた。その時の入力・出力環境から、脱却できていなくて、専門家が入力するという甘えから、システムを操作する際にするべき配慮を怠けるているままなのではないか。 現在は、ハードウェアがお手頃な価格になり、ほぼ全員利用できる状況になっている。この環境の違いをシステム作りに配慮するのを怠ると、UXを高めることなど到底できない。マシンガンのようにキーボードを連打し、時間遅れで形だけの紙の山を出力するだけになってしまっている。作るのに精一杯で、ユーザのことは頭にないというのが事実であろう。

 望ましいのは、担当している誰でもがメモを取るがごとく簡単に入力し、欲しい時に自由に出力し、必要あれば編集できるというのであるのは、言うまでもない。それが、「優れたUX」に結びついていくのである。
「優れたUX」とは、機能と楽しさを基礎にしたユーザビリティの上に築かれる(ユーザー中心設計)。それはユーザーインタフェースはもちろん、適切なレスポンス速度や、期待通りの結果が得られ、セキュリティの確保なども含まれる。 ユーザーが何をしたいのか、どのようにするのが最善かを考えて、最適な技術を組み合わせて構築する必要がある。

 そのためには、ユーザの行う業務の知識と、第三者として有益な助言をするための業務センス、その発想をシステム化する技術力が必要である。 しかし、現在のコーディングの常套手段は、入力・出力コントロールを、サードパーティから購入するというのであるが、これでは斬新な発想を全てシステムに実現するのは困難である。当社は幸い10年以上前から入力・出力コントロールを他に影響されず実現する方針で、独自開発しているので、十分の技術力・開発ノウハウを誇っている。 当社はさらにUXを高めるための「秘伝書」も確立していて、「優れたUX」はユーザより絶賛の嵐によって迎えられた。実績として、従来のシステムよりキーボードタッチを1/4~1/10に迄低減できる実力を誇っている。

 この煌めくアプリケーションソフトウェアを、さらによりよいシステムに醸成していきたいと考えている。

廣崎 清司

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